今朝早く、工場前に広がる景色・・・月と朝焼け雲の同居が綺麗でした☆
今日は朝からまたまたトラックにて向かった先は・・・?
どーん!!大リフォーム中の
樂久登窯さんです☆
母屋の内部は、新しい感性が注ぎ込まれるために、もうその空間のほとんどが露わになっていました。
さてさて屋根のほうですが、今回綿密な打ち合わせの末に選ばれた軒瓦はこちらでした・・・。
合端にて付された番号に‘職人仕事’を感じることが出来てエモーショナルです。
こちら・・・鎌軒瓦で~す☆一切の無駄をそぎ落とした、情緒と風格漂うその風貌です。
何気にこの鎌軒・・・なかなか現実の現場へは届かなくなりました。製造・施工技術の高さ、瓦屋根への理解等、複合的な要素が絡み合いますが、もっと知ってほしく、またもっと採用してほしい瓦です。個人的には最高にカッコイイと思います。瓦葺き職人さんもその技量を発揮できる遣り甲斐のある瓦ですよね。和型軒瓦の原点的な存在なんですが、現代感性から見ても、軽快な印象を与えるレトロモダンな仕上がりになりお洒落だと思う瓦人です。
しびれるラインですね~。日本建築のこの流麗な美・・・いぶし瓦でこそその表現を飛躍演出できますよね。
今日はホントにいろんな業種の職人さんたちが汗を流してました。皆、それぞれの持ち場持ち場を一所懸命に・・・これが日本の昔ながらの建築風景だと思います。
その道のプロたちの凌ぎあい・・・見ててカッコイイと思うのは当然です。この姿にあこがれて子供たちは‘職人’を尊敬し、また将来の夢として希望を抱くのです。今のプラモデルを組んでるだけのような建築シーンで、一体誰を感動させることが出来るでしょう?また、‘職人’への憧憬を誰が抱くでしょう?
こうした職人さんの技量が試される(競う)建築が増えれば、こんなに日本の景観は崩されることはなかったはず・・・。そこには過当で下等な価格競争など無縁の、純粋にイイものをイイとして認める世界があったはず・・・。戻したいですね、そういった本来の土壌を。改めてそんな当たり前の価値を共に追求できる現場に立ち会うことができて幸せです。
樂久登窯さんからの坂を下ってくると魅せてくれた淡路島西浦のブルーです☆