適当*上等*瓦塔

瓦工場からのぞむ冬の星景から感じる‘変わらない価値’はこちら → 「as usual -日本色-

以前お伝えした、淡路島北部の東浦町にある猫美術館からのご依頼・・・本日決行です☆
猫の供養等を瓦で作ってほしいとのご提案・・・、しかも廃棄瓦とかを用いてシンプルイズムなデザインでというご要望が条件としてありました。それぞれコンセプトに基づく数パターンのデザイン案を提示させていただいたのですが、最終的には建築家としても活躍されていたこちらの画家の先生のイメージをできるだけカタチにすることになりました。

それは・・・
b0168041_20284492.jpg
棟に使用するのし瓦を一列に積み上げるというもの・・・安定性を保つため深く地面を掘り、こうして一枚ずつレベルをとりながら積んでいきます。積み上げつつ・・・・・・・・・やはり‘まっすぐ’が嫌いな瓦人、猫の魂が遊びながらピョンピョンと駆け上がっていくようなイメージを見い出したかどうかは分かりませんが(笑)、‘変化’を提案し、なんとか了解をもらい、ある程度の段数から始まった‘遊び心’です(^^♪
b0168041_20361426.jpg
これで陰影も表現でき、また変化を与えることで主張の一方的な押し付けを避けることが出来ます。
b0168041_20374327.jpg
b0168041_2038090.jpg
b0168041_20381074.jpg
適当が上等となり、予定通り地面からピッタリ110cmの立派な瓦塔の完成です☆
b0168041_213435.jpg
この上部に、当時こちらの建物を建設中に地盤から出土したという、まるで猫が丸くなったような自然石「眠り猫」を置きます。シンプルですが、たちまち神聖なオブジェの出来上がりです。
b0168041_20522430.jpg
後日、この足もと周囲に水盤を作り、大工さんにこの塔を囲む祠を建ててもらいます。また鳥居までも建てる予定です。

さ~て・・・帰ろうと思ったところ、社長さんからついでのお願いが・・・。この塔までのアプローチも瓦でアレンジしてください・・・ということで、計画性ゼロでの素人による‘左官&造園’工事の始まりです。まずは人力にて約5m×1mのアプローチを掘り下げます。地面を均し、あまった漆喰をフル活用して、当時から外庭に施工されて余っていた瓦で青海波を描きます。
b0168041_20515755.jpg
途中、雨がかなり降ってきて一時中断するも、こちらもなんとか仕上がりました☆
b0168041_20533375.jpg
17時前・・・暗くなりだす前になんとか終了です。塔が出来た14時前になんとかありつけた昼飯以外は、ノンストップの休憩なし・・・それだけ没頭するほど面白かったのかな(^_^)vま、瓦で遊ぶ一日・・・それが仕事なんだから幸せなことです。今日も一景・・・瓦のある風景が出来ました。ありがとうございました~。訪れる人に、そんな瓦の楽しさが伝わればいいですね☆
[PR]
by miraikoubou-gajin | 2009-12-23 21:06 | 瓦人
<< さすらいのトラック野郎  メリ... さすらいのトラック野郎  クリ... >>