刻まれる時-toki-

昨日の続きです。産業文化センター「瓦ッ舎gallery-toki-」には、昔の瓦作りの写真がその工程を追って掲示されています。反射を防ぐため、館内のスポットライトと照明を消したうえで再撮影してきました。なんともいえない力強さが伝わってきます。

ほんの数十年前の出来事です・・・。この時の日本人は一所懸命です。
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当時の津井港に揃う、瓦を運ぶ機帆船・・・その姿、勇壮です。石積みの港も今のままですね。瓦人も恥ずかしながら、このたびの400年祭の発起がきっかけで、こうした歴史への理解が始まり、そして深まりました。世間知らずの苦労知らず・・・そんな経済成長にともなう超発展の恩恵を十二分に享受して育った典型的な現代っ子である瓦人たち世代のなすべきこと・・・、それはせめてこの町への感謝の念をもってしてのささやかな恩返しです。ただ、時代がそれを許さないほど厳しさを増しているのも事実です。

全国各地でその歴史を繋ぐすべての伝統産業たち・・・背水の陣で挑むこの平成の世に、果たしてどう生き残りをかけて戦うのか?ちらほらとその成功例も散見されるように、その産業の運命が強ければ、奇跡的な偶然や必然が重なり、瞬く間に復興を果たしうる可能性もまだ秘めています。

経済価値、感性価値、景観、環境、エコ、サステナビリティー・・・etc. と、複合的要素が絡み合う‘未来における社会的必要性’という観点から瓦を見れば・・・?瓦屋根を残すか捨てるか・・・、答えを出すにはまだ議論が必要ですね。

そんなこの町で、また一つ解体される工場・・・空虚感漂うその姿とは対照的に、淡路島の冬空は皮肉なまでに美しく・・・。
→ 「as usual-日本色-
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by miraikoubou-gajin | 2010-01-23 17:35 | 瓦人
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