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土坐 ~a-ha-chi egg~

「GALLERY 土坐 -tsuchiza-」・・・実はその名「土坐」を冠するのが先日からお伝えしているドーム状の物体です。
土に坐す・・・瓦人が考える瓦坐のコンセプトが以下の通り・・・。

人と人が並んで、あるいは向かい合って土の上に坐る。
‘坐る’とは、まさしくそんな姿を描いた文字・・・。
土の上、草の上、そよぐ風を感じながら大いなる大地と繋る喜び。
刻々と過ぎ去る時間の流れに、ふと忘れがちになる一番大切なモノ。
膝をつき合わせ、はたまた肩を並べ、ゆったりとしたくつろぎのひとときをもう一度・・・。
坐るよろこび、坐る楽しさ、坐る場所のある幸せ…、
そんなごく当たり前の日常を取り戻す、四季折々の風情で描いた極上の‘粋’。

人と人を結びつける場所として、この土(瓦)のギャラリーを創りました。
その神聖でシンボリックな存在として最後に完成したのがこの「土坐」なのです。
今日、その土坐をみんなで仕上げました。以前お伝えしたように、外部は瓦の土による荒壁仕上げ、そして土間は瓦の打ち上がる浜を再現したこの瓦島=淡路島の海、そして内壁に何を表現するかというと・・・?
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日曜日の今日、その内壁に塗られいくのは黒いぶし色の瓦土・・・瓦人がイメージするのは淡路島の澄んだ夜空です☆
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出来上がった夜空に自ら埋めていくのは・・・?
昼間、自然光や人工光を吸収して、暗くなると発光する蓄光石というものです。
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撮影は山下さんに任せて、完全に童心に帰って遊んでます(笑)
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メルヘンの世界で遊んでいるようですが、真剣勝負なんですよ~。
で・・・、日が暮れて照明を消すとそこに浮かび上がるのは、当たり前としてあるこの淡路島の美しい星空でした☆
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「土坐 ~a-ha-chi egg~」・・・全てが生まれいでる母なる存在としてのこのシンボルドームは、ここ国生みの島にある日本最古の神社「伊弉諾(いざなぎ)神宮」宮司のお言葉をお借りして・・・「淡路島の「あ」は、太陽や天そして崇高なるものを迎える時の言葉であり、「わ」は「は」と書いて天と地を結ぶという意味、「じ」は古くは「道」という字があてられ、本来は「ぢ」であり、つまり大地の「ち」、血液の「ち」である。神話の頃より天と地を結ぶ偉大なる御存在が淡路島である。」ということから、この目の前に広がる海と空・・・瓦の打ち上がる海岸と頭上に煌めく星空という、もっとも身近であって神聖な世界観を表現したくて、そのすべてが集約されたのがこの土坐なんです。人も物も、すべてこの母なる存在があってこそ・・・そんな日常当たり前のように包まれる大いなる自然に感謝して、この土坐~a-ha-chi egg~の完成です。そんなことを感じながら、一度この中に坐してみてくださいね。目を閉じると、自然と感じるものがあるはずです。

あとは色々と細々した設備や備品、照明にと・・・まだまだ残る仕事はありますが、「GALLERY 土坐 -tsuchiza-」・・・近々完成です。
by miraikoubou-gajin | 2010-04-18 20:19 | 瓦人
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