手工業製品な工業製品・・・

ふぅ~、終日工場任務でした(^^ゞ

夜仕事に移る前に・・・気分転換に、さて昨日の続きです。
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芦屋の社寺門工事現場へとお届けした下がり藤入りの巴たち・・・隅先の角度も塩梅良く施工されていました。
こちらは京都のお得意さまが工事されているのですが、別注紋制作の場合、縁の丸の太さまで指定があります。
丸の幅指定に紋の彫りの深さまで・・・瓦頭のみの試作(白地)をお届けしての採用決定でした。
「既製品で済ますなんて、そんな理屈が通る仕事じゃないんです」・・・プロフェッショナルですよね^^
昨日お邪魔したのは、次期工事で使用するこちらも完全手作りの別注目板瓦の搬入です。
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使える瓦は再使用されるため、ちょうど選別されていました。
こちらは元は京瓦・・・以前から古瓦をお預かりして、この通りの形状・寸法にて制作をご依頼いただいておりました。
完成したのがこちら・・・
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尺×九寸 丸桟切落目板・・・差し込み部に水切りの溝を入れ、新しくアレンジです。
かきやぶり(櫛べらによる波型模様・・・葺き土との馴染みを向上させるためのもの)が風流です^^
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一文字軒瓦と同じく、施工には多少の合端が必要なので、合端代を付けたしています。
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瓦は工業製品であり、見事な手工業製品でもあります。
受け継がれる技術があるからこそ、こうした仕事にも柔軟に対応できます。
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目板瓦の制作はご依頼いただいた数のまだ半分にも至りませんが、とりあえず焼き上がった分だけお届けしました。
出隅、入り隅、そして飾り模様のあしらわれた破風(すべて現状復元制作)も楽しみですね。
棟には64判の薄のしに素丸・・・こちらも現状を再現する寸法での施工となります。
再使用される古瓦と共にまた原景を守り、建築として価値を続かしめることは素晴らしいことだと思います。
こちらの現場の進捗状況は、また追ってご報告します^^

さぁ~、見積りetc.・・・夜の部、頑張りま~す(~o~)
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by miraikoubou-gajin | 2011-11-08 19:10 | 瓦人
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