現在、徳島県西部で立派な建築の屋根が-
re-formされています。
既存の古い鬼瓦は、あまりにも立派なので、再焼成してまた屋根に据えられます。
そして、今朝の窯出しで再びキレイないぶし銀を纏って蘇りました。
-鬼面尺一寸三つ組-阿吽一対 両足には勢いある龍があしらわれています。
当時の鬼師たちのプライドがひしひしと伝わる素晴らしい手仕事・・・今の世においても、こうして凛としたオーラを発します。
あとは、折れていた一部の牙や角、爪を修復して現場へとお届けします。
reuse-
recycle-
reduce
循環型社会形成推進には、例えば建築においては、こうした悠久普遍的な土の力は不可欠です。
文化としての日本建築を、今こうした観点から見直す時期だと思います。
技術・学術・芸術・・・それらすべての要素を包含する瓦は、-
re-を冠するに相応しい素材として、また日本文化の維持・発展のためにも、今までもこれからも、やはりスタンダードであるべきです。いかに技術が進歩しようが、薄っぺらい新建材では三術すべてを包含するには役不足であり、また-
re-を冠することもかなわないものばかりです。
今-
re-を再考することが大切だと・・・鬼瓦の再焼成を通じて感じてみたり^^