屋根葺き替え工事にともない降ろされた古鬼瓦(装飾瓦)が、再焼成して再び屋根へと施工されます。
慎重に窯詰めされた古瓦も、本日窯出しにて無事に焼き上がりました。
いぶし瓦は、その字のごとく窯の中にて焼成後に燻されます。
そのため瓦表面は薄っすらと煤に覆われ、そのいぶし銀に煌めく美肌を謙虚に隠します。
刷毛で煤を払うと・・・経年変化で黒く褪色した古瓦の肌も、見違えるように綺麗に燻されています。
活き活きと蘇ったように、命・・・吹きこまれました^^
四大元素である土のチカラ・・・焼こうが、煮ようが、砕こうが、絶対普遍の存在として生き続けます。
何十年、何百年と屋根を守り、またこうして新たに息吹きを取り戻し、再び末永く暮らしを守り、景観を守り、文化を守り続けます。
瓦の魅力は尽きることなく・・・そんな素材で、いま一度住まいを包んでみませんか^^