オモテウラ反対に手作りした平瓦・・・真夏の陽を浴びてリズミカルに陰影を刻む意匠が美しい。
いよいよ当時のままのデザインで塀が復元されつつあります。
土塀の割り付けに従って、平の働き幅8.3寸、7分厚の薄熨斗(中反り)は8.45寸なので8.3寸に総詰め、素丸は半月タイプで高さを出し、拝み部分も当時のままで9寸亀伏間で別注の止め瓦を製作。
素丸の止めには石持巴を亀伏間に合わせて下端をカット。
いにしえの美しい感性が活きた、風流で粋な瓦塀が出来そうです^^
古漆喰をはがされたあとの土肌も、版築の相と繋ぎの瓦・・・時を感じさせるその風貌は味わいがあっていいですね。
もちろんしっかりと新しく漆喰で仕上げられます。
左官、葺き師、瓦師の手で仕上がる100年土塀・・・この場の景をまた永く未来へと継承出来そうです^^