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歴史の重み・・・

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所用で淡路人形座へ・・・。歴史の重みに裏打ちされた迫力がにじみ出るこの看板です。経済も生き物・・・‘流れ’というものがあり、秋になってから瓦坐もよく売れているそうです。
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人形浄瑠璃発祥の地、ここ淡路島でのその歴史はなんと500年・・・。淡路瓦400年をはるかに凌ぎます。互いに景気の悪さにさまざまな影響を受けている、同じく伝統の二文字を背負う立場・・・話すこと尽きず、座員さんと思わず1時間も語り合いました。

未来へとその歴史をつなぐためには、時代の趨勢を敏感に先読み、リアルに今を生きる次代の担い手の鋭い感覚に基づく‘革新’が必要・・・。ただ‘変化’には旧価値観による抵抗が否応なく存在するのも仕方ないことです。ただ新しい世代だからこそ、過去に失いすぎた本来的な価値の再生を切実に、あるいは本能的に求めるのもまた自然な成り行きでもあり・・・。

こんなことを熱く語り合いながら、やはりたまたま多い同世代の座員さん達曰く・・・「今変わらなければ、この先はあり得ない。」

客観的には絶対の公的財産とも思える人形浄瑠璃も、これからは‘経営力次第’という経済スキームからは逃れられないようで・・・。このまま日本人から伝統・文化への理解が薄れると、後継者の減少も含めそれこそ存亡の危機をも意識しざるをえないそうです。外国人のほうがかえって理解があるのには、どこか恥ずかしいですよね。ある意味瓦業界ともまったく一致する問題に直面していますが、同じくそれに気付くこの世代の担い手たちが‘行動’を起こそうと必死です。こちらでもいろいろと模索するなかで、互いに共通の価値観を共有し合えていることも知りました。

全国的に廃れゆく日本の素晴らしき文化・伝統・技術・産業・・・。日本人自身が、この日本にとっての宝物は何なのか・・・ということを自覚する日が来ることを期待します。自覚出来なければこの国は日本でなくなりますからね。出来れば早く気づいてネ(笑)
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-31 17:50 | 瓦人 | Comments(12)

さすらいのトラック野郎  これぞ!木と瓦の家!!

さて本日は、以前行った阿波の新築現場♪に下屋根分の瓦を積んで参上してきました。
どの現場?覚えてない方はこちらをクリック→emoticon-0171-star.gif

で、現場の進行状況は~
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ご覧のように、上屋根が綺麗に完成していましたよ♪やっぱ瓦が葺かれると、家がビシッと引き締まるな~☆

あ、そうそう!この現場の下屋根には~
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この軒先メンド部分(正式名称が分かりません)を木で作られていました。
本葺きでは見たことがあるのですが・・・これは初めてです!
これぞ!まさしく木と瓦の家!!いや~ホント、完成が楽しみです♪
つづく・・・って、おいおい!もう終わりかよ!(笑)
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-31 17:36 | さすらいのトラック野郎 | Comments(2)

今日も広がる瓦色・・・

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さ~て予告通り、今日の2航海はまずこちら・・・見慣れない積荷が満載ですが、こちら30cm角の敷瓦なんです~。全部で800枚の敷瓦・・・こんなにどこへ?
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こちらの瓦は、農地の改良整備事業にともない作られる公園の遊歩道へと敷かれます。
到着した現場の状況は・・・
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周囲を囲む塀には、以前搬入した5寸紐丸瓦が葺かれています。って、一体どこに800枚もの敷瓦を降ろすのか一瞬焦りました・・・。まさかこの遊歩道に適当にまくばって降ろすのか?って覚悟してる段階では内心苦痛でした(笑)でも、なんとか道沿いのスペースに降ろすことができましたよ~。いぶし瓦の煌めきが続く遊歩道・・・完成が楽しみですね。もちろんその素材が持つチカラにより、将来古美ていく姿も見ごたえあるでしょう。

さてさて、午後からはこちら・・・いよいよ樂久登窯さんへの瓦の搬入開始です☆
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とりあえずトラック一車・・・一番向こうに見える入母屋部分に瓦が上がりました。まずは手前の切妻大屋根とともに瓦葺きです。まだ古瓦のままの下屋根も含め大きな屋根・・・まだ幾度とトラックが活躍しそうです。西日をうけて職人さんたちが屋根の上を走りまわります。
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この見晴らしが、瀬戸内の煌めくさざ波のように、きれいな銀色に輝きだすのももうすぐですね。

地面にも、屋根にも、今日も広がる瓦色です☆

帰りすぐの淡路島西海岸・・・
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穏やかな、ほんとに穏やかな表情でその一日を終えようとしていました☆
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-30 17:54 | 瓦人 | Comments(10)

さすらいのトラック野郎  完全復活!!

あ、どうも。久しぶりに更新のトラック野郎です。
今週は週明けから首を痛め(鞭打ち)現場の旅をお休みしてました。
ま、だいぶ首の調子も良くなったので今日から完全復活いたします!(パチパチ♪)

というわけで、そんな本日は阿波の葺き替え現場への参上でした。
今回はレッカーで瓦を降ろすため、楽々パレット輸送でした♪でもパレット枚数が9枚もあったので~
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さすがに僕1台では無理ってことで、大栄’Sバルボア(ロッキー)に応援を頼みました。2台とも気合の二階建てです(笑)

で、現場の方はというと~
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こんな感じの大きなお宅でした。屋根坪60はあるかな~♪こちらのお宅もスレート屋根から日本瓦への葺き替えです。
ご覧のように、僕らが到着した時は下屋根をメクっている真っ最中でした。暑い中、ご苦労様です♪

さてと、今日も仕事仕事!メクリ作業が一段落した所で、僕らの積荷をレッカーで吊って降ろしてもらうこと~
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じゃんじゃん吊って降ろしていきます・・・
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そして~
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一気に勝負ありです!ちなみにこの瓦達は、今日中に屋根へと揚げられるそうですよ!
今日は汗一つかかない楽々任務でしたが、今日もここに一軒、いぶし瓦の屋根が増えそうですね♪ありがとうございました。
あ、そうそう!この現場は、まだ棟瓦が残ってます。また近い内にお邪魔しますので、その時はヨロシクお願いしま~す♪
つづく・・・
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-30 17:36 | さすらいのトラック野郎 | Comments(5)

星空~月夜へと・・・☆

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めぐる星空に見送られ・・・今日の瓦人は夜中出発のトラック野郎任務から始まりました。こちらは讃岐では初取引となるお客さんの初物件用瓦です☆気に入ってもらえるといいのですが・・・。ま、良いも悪いも含めて理解しあえ、長く続く縁となることを期待したいです。ありがとうございます~。
そんな今日は2航海・・・。とんぼ返りで帰ってきてはまたまた積み込み、昼から讃岐へ向けてリターンです。午後は現場・事務所合わせて4か所の積み合わせ・・・(汗)帰る頃にはまた星空でした~。弟のトラック野郎も最近は現場リポートもおろそかに・・・。得意の「今日も一軒・・・」のキメ台詞も懐かしく感じますね(笑)挙句の果てには首を痛めて大栄’sに譲ることも多く、復活した今日なんかも讃岐の葺き替え現場へ行ってきたのにナント・・・カメラ忘れてたわ~(苦笑)ってな始末。ということで、さすがに今日はココロ折れかけた瓦人ですが、トラック野郎の分も含めてなんとか維持の投稿です☆
ちなみに明日も2航海・・・。さ~て、どんな2航海になるのかはまた明日のお楽しみ~♪

ということで・・・外は月夜。昼間から続くひどい霞で、星の姿はまばらですね。
こんな夜は月の流れをカッコ良く撮って夜空をプチ演出です☆
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幻想的なイルミネーションみたいでしょ♪
こ~んな疲れた夜でも、色気を忘れない瓦人です☆
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-29 20:36 | 瓦人 | Comments(6)

止まったままの時-toki-

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夜明け前・・・まだすべての時が止まっているようです。
今日は午後からお馴染み樂久登窯さんへと・・・。そろそろ瓦葺きの準備が整いつつあり、その瓦割りに必要な部材を配達です。見事な日本建築らしい入母屋屋根も出来ていましたよ。
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老体をやさしく丁寧に扱うように、大工さんたちも慎重に仕事を進めています。裸になった屋根の下では、残された竹小舞壁、むき出しの梁、垂れ下がるコード類・・・etc.が印象的に際立ち、外のテンヤワンヤがまるで嘘のように、時-toki-が止まったかのような静寂に包まれていました。
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またこの空間に時-toki-の流れが取り戻されるのは、もう少し先のようですね。古き良き価値と現代感性との見事なコラボレーションによる素晴らしいギャラリーとして生まれ変わります。また瓦葺きが始まったらお伝えしますね~。

そんな今日の穏やかな夕景・・・
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春を思わせる柔らかい光を最後まで届ける太陽です。
この景色と真正面から向き合える、そんな当たり前の日常に感謝して・・・☆
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-28 17:57 | 瓦人 | Comments(6)

遊び心×瓦・・・

今日の窯出し・・・あれ?どこかで見なれた陰影が・・・(笑)
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お馴染み鈴木瓦さんからのオリジナルオーダーで出来上がったミッキー風(いろんな権利関係に配慮してあえて微妙なニュアンスで(笑))の軒瓦です☆(ベタ万十軒瓦を粘土状態時に手彫りしました。)
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おもしろいですね~、遊び心満点の家造り・・・。
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こうして家紋以外にも色々な柄を簡単にあしらえることが出来るってこと、以外にエンドユーザーには伝わってませんよね。これってホント製工含めて瓦業界としての提案不足、というか過去の好景気を背景にした思いっきりの怠慢だったと思う瓦人です。本当のお客さんに目を向けてこなかった証拠です。やはりこれからは、こうした設計提案を柔軟に出来ないと生き残れないですよね。瓦もこれからは技術力に加えて、こうした身近な提案力の勝負ですね。

例えば・・・、瓦坐をあしらった四季を感じさせる風流軒な~んていかがでしょう・・・?
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何気にオーダーがあれば是非実現してみたいパターンです。
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こうしたオリジナルオーダーって、瓦というものがまず身近ではない一般の人々にとっては、おそらく大そうなイメージを持たれることでしょう。予算も格段に上がって、まず手出し出来ないことのように・・・。ただ、設計相談の場さえ設けることができれば、提案意欲に溢れている屋根屋さんも多いはずです。いろんな提案による、いろんな遊び心満点な瓦屋根が増えると、もっとエンドユーザーと瓦との物理的・精神的距離を縮めることが出来ると思うのですが・・・。

これから、そういう心と心の繋がりを大切にする時代の到来(再来)を期待して・・・。
皆さんもどうですか~?瓦で遊ぶ風流心をもう一度・・・☆
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-27 18:42 | 瓦人 | Comments(10)

四季×瓦・・・☆

今朝一番の目撃・・・!?
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皆さん、飲酒運転や居眠り運転には十分気をつけましょう・・・(汗)
目の覚めるそんな光景を教訓に、今日の瓦人は特に安全運転でした(笑)
そんなゆとりのある運転には、こんなきれいな色彩と出会えるという特典がついていました☆

秋ひとしずく・・・
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四国の山裾にあった見事な秋色に心奪われました。
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その美しい日本色は、散ってなお大地をも彩るに十分なほどであり・・・。
そこかしこで情緒深い景色を形成していました・・・。
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20時・・・この時間、まだまだちょっと忙しいので、こんな息抜きの3分間ブログで月曜日を綴ります。
とにかく・・・もみじと瓦は断然似合うということが言いたかった瓦人です(笑)
日本らしさ・・・四季折々の風情を描くに必要不可欠なのは、やはり瓦屋根ですね☆
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-26 20:04 | 瓦人 | Comments(4)

秋色探し・・・♪

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こんな土曜日の夕景が届けてくれた日曜日・・・朝から地元南あわじ市の市議会議員選挙の投票を終え、買い物先の公園で秋色を追ってみました。
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曇り空がよけいにその秋色を強調してくれます。木の植え込みに舞い落ちる葉にも赤や黄が目立ち始めました。
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そんな昼時、近くまで来たので久しぶりにLa Casinaさんにてランチです。
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自家無農薬栽培の小森農園野菜たち・・・今朝のとれたてをふんだんに使った料理に舌鼓です。
ふわふわ、ぬくぬくの自家製パンにオリーブオイルを・・・
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カボチャのスープに鳥のテリーヌ、カニのオムレツ
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小森農園野菜がもりだくさんのピッツァ・・・本当に甘い野菜たちは子供たちも残しません♪
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タコとジャガイモのパスタ
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デザートには奥さんのあしらいにより、元気な野菜たちが描かれてました☆
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ホントに普段は野菜を食べてくれないチビたち・・・なぜかここの野菜はまったくの抵抗なく食べちゃいます。これがマジで甘いんです。皆さんは口にしました~?体が喜ぶお味です☆小森さん、今日も親切なお気遣いをいただきありがとうございます。んで、ご馳走様でした~♪

始めから終わりまでそのバランスのよいトーンを気にした写真の色・・・
なかなかいい秋色で綴れた日曜日です☆
明日から頑張るぞ~!!
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-25 18:13 | 瓦人 | Comments(4)

失っては二度と取り戻せない価値・・・

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先人の汗の結晶、淡路島の瓦作り・・・。それをまるで忘れたかのように、この町にある往年のシンボリックな価値が失われつつあります。

波ハネ・・・道路などまだ未整備の頃、海に面した位置に多い窯元は瓦の積み出し場として海岸に、この石積みの‘波ハネ’を築きました。
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今ではテトラポットに覆い尽くされ、また流木に埋もれ、あるいはこの地特有の激しい波にも削られ・・・、痛々しい姿でなんとか残ります。この海岸で今日4本を確認しました。過去には軒並み窯元が続いた海岸沿い・・・今では工場跡の更地が虚しく続きます。
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波の下より何を想う・・・
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瓦人も含め、実感としての栄華を知らない次代を担う若手瓦師たちが、今こうした‘失ってはならない価値’に意識を集めつつあります。この波ハネから種々の瓦たちを載せた小さな舟が、石積みの津井港へと向かい、大きな機帆船へと積み込まれ海原へと出向していきました。
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400年祭においてのピックアップはもちろん、この地元の住民、とくに未来ある子供たちにこそ、こうしたシンボリックな財産をもってこの町の歴史物語を伝えていくことの大切さをひしひしと感じています。再整備も含めどうにかできないものか・・・、お金はなくとも知恵を絞り考えていきたい事案です。瓦人ら世代の瓦師が皆共通して強く想うというこの事実こそ、この瓦業界としての将来ビジョンそのものの姿ではないでしょうか。未来の淡路瓦としてのあるべき姿・・・これからまだ10年、20年と舵取りしていく瓦人らにこそ描く義務があります。あまりにも失いすぎた本当の価値、忘れ去られようとしている今や縋るべき価値・・・これを取り戻すことこそが再生への道だと強く想ってやまない今日この頃です。
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by miraikoubou-gajin | 2009-10-24 17:08 | 瓦人 | Comments(6)