はて・・・・・・・これは何でしょう?以前からしたためていたビジョンがまた一つ実現しました☆
麻で織られたストールです。以前ご紹介した「織り工房いついろ」の山下さんとのコラボで完成したこちらのストール・・・なんと瓦の‘土’と‘煤(スス)’でその繊維一本から染め上げた瓦染めの麻ストールなんです☆
仕事を楽しむことが好きな瓦人・・・こんな遊び心もアリかな?っということで、山下さんに無理言って相談したところ、こちらもノリがよく「やってみましょう♪」と(笑)そんなこんなで試し染めなんか繰り返してもらい、実に見事な自然色が表現できました~。土は土らしく・・・、煤は煤らしく・・・、なんともいえない風合いからは瓦の温もりが伝わってきますね。
その優しく絡み合う様からは、もちろん丁寧に真心こめて織りあげてくれた山下さんの人柄も感じます。
瓦の土と煤での染色はもちろん初めての試みだったそうですが、大豆の絞り汁や石灰水などをバランスよく混ぜ、素敵な色合いに仕上げてくれました。ホントありがとうございました~・・・・・・・・・で、これを何に使うかというと・・・?実は「火入れ式」でのアイテムとして活躍する予定です☆大地の恵みに感謝するこの火入れ式・・・、式に臨む方々全員のワンポイント共通アイテムとしてこのストールを肩にかけてもらいます。実は麻って魔除けの意味があるらしく、神社にある御鈴を鳴らす叶緒(かねのお)の多くは麻で出来ているそうです。瓦でいえば例えば鬼瓦は魔除け・・・そして家内安全等を祈願するこの火入れ式にはもってこいのアイテムとなりそうです。
まさしく土を纏う・・・そんなコンセプトは、また一つお洒落なカタチを実現しました。でも、こんなファッションもイイ感じかも。土で染めた、まさしく大地のぬくもりを纏う着物・・・自然素材派にはイイかも♪ 瓦が魅せるこんな無限大の表現力は、また一つ瓦自体のブランドシップにも繋がります。素材を突き詰めれば可能性はまだまだ広がりそうですね。なによりもそれが本物の素材ですから☆
次回火入れ式からデビューです☆山下さん・・・ありがとうございました。