
火入れ式でした。阿波からお越しの施主さまをお迎えして、粛々と儀式は執り行われました^^


したためた書は「家内安全」・・・大変感慨深く書かれていたことが印象的でした。
その込める想いとともに瓦を焼かせていただくべく、窯へと置きます。
物語の一部始終に立ち会うと、こうして書に表現された想いをこちらも共有することができ、
そんなココロの姿勢で瓦を焼かせていただくことに改めて責任と喜びを感じます。



終始厳粛に・・・、そして和やかに火入れ式は執り行われました。
原点的な価値、そして文化と伝統の継承をまざまざと体感していただき、
そんな心境のまま向かったのは達磨窯・・・ちょうど今週末の火入れのための窯詰め作業中でした。


炎の生命力を感じさせる窯内の雰囲気と、木と土で完結する日本建築のあるべき価値に感動されていました。
今回は瓦人もご一緒させていただき、昼はみんなで「
かわらや」さん^^

食事中、みんな先程の感動を語り合い・・・、そんななかでの施主さんの言葉が印象的でした。
「
来る前は、なかば半信半疑でした。」
「
ただ工場を見に行こうなんてだけでは、来るつもりはありませんでした。」
「
火入れ式に臨み、あんたの想いを聞き、瓦屋根を選んで日本人として良かったと感じた。」
「
若い人がこんなにも純粋な想いを表現しているなら、年寄りは何のかけ引きもなく協力したい。」
「
本当に感動した。なにより、自分の家のことだから余計に嬉しかった。」
「
人のご縁は、また人が繋ぐ。絶対にこの取り組みは明日(未来)へと繋がる。」
涙が出るほどのありがたいお言葉・・・ただただ本当に励みになります。
これからも自分を信じ、人を信じ、瓦を信じ、日本を信じたいと思います。本日はありがとうございました(*^_^*)
さ~て、夜仕事・・・今夜はオーダーを受けた創作コースター‘島音坐’作りです。頑張ります☆