日本画家 橋本関雪が半生をかけて大地に描き出した文人の理想郷・・・
白沙村荘。
至高の日本庭園に点在する100年建築『瑞米山』、その改修工事における火入れ式です。
このたびの大規模な改修に際して込められた想いは大日如来の梵字。
『屋根はお日様に一番近いとこやから・・・。』そんなお気持ちで、お守り瓦としてこの一文字をしたためられました。
一枚の瓦として屋根に葺かれる予定の記念瓦にも同じ梵字を刻まれました。
100年風雪に耐えた古鬼瓦は再使用されるのですが、破損した一体の降り鬼は鬼忠さんの手により復元され、裏面に日付とともに『無事』と刻まれました。
京都を象徴する歴史ある建築が、またさらに物語と歴史を未来へと紡ぐべく、施主様の想いを背負った平成の職人たちの手により美しく再生されます。
本日は大変お忙しいなか淡路島までお越しいただきありがとうございました。
このようなご縁をいただき、改めて感謝申し上げます・・・。
-瓦葺き 株式会社 大佛 様-